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CASE1
今までのお金を返せと
脅されました…A子さん(16歳)の場合色々な出費が重なり、お⾦が必要で、SNSでパパ活をしてました。
何人かと「ご飯だけ」という約束で会ったんだけど、そのうちの⼀⼈が最近、それ以上の関係を求めてくるようになって、断ると、「これまでに使ったお⾦を全部返せ」って、すごい勢いで怒り出した…。
何度もDMがきて、「会わないなら家に⾏く」とか「家族や学校にバラすぞ」と脅されて。
個人情報もバレているかもしれないし、怖くてブロックもできなくて…。最初は優しかったのに、まさかこんなことになるなんて…。困ったときに優しい言葉をかけてくれる人がいたら、本当にうれしいよね。
ただ、本当に親身になってくれる人なら、直接お金を渡したり、その代わりに何かを求めたりしないよ。
SNSでは、会わずにコミュニケーションや、アドバイスを受けることもできる。それでも会おうって話になったら、急に危険な感じがしない?
相手が信用できる人なのかわからないときには、二人きりで会うのは絶対に避けてね。
もし被害にあったら、すぐに警察に相談してね。匿名でもOK!相談してみる ▶ -
CASE2
騙されて、撮影された…
B美さん(18歳)の場合親が食事を作ってくれないことが多くて、お金が欲しくて。だからSNSで知り合った⼈から「パパ活したら5万円」と言われて、会いに⾏っちゃった…。
会ったらまず、その人は5万円の入った封筒を見せてきた。それで確認のために身分証を見せてって言われて、仕方なく見せたの。それから、その人の言う通りにすればお金を渡すって言うから、少し怖かったけど、言われるままついて行っちゃったんだ。
部屋に入ったら、その人がカメラをセットしはじめたから、「撮影なんて聞いてない。やめて」って言ったんだけど、「⾦払ってるんだぞ!」と怒り出しちゃって。怖くて何も⾔えなくなっちゃって…。
結局、そのまま撮影されて、帰りにもらった封筒を駅に着いて確認したら5千円しか⼊ってなかった…。
お⾦のこともだけど、撮影されたものがネットに流出するんじゃないかと、不安なんです。詳しいことを説明せずに、「5万円」などの大きな金額だけ提示するような話は、怪しいと思った方がいいよ。現金を見せて興味をひいたり、身分証で個人情報をつかんで、徐々にあなたが断れないように誘導していたんだと思う。例えば、「先に写真を送って」といった話も同じように危ないよね。お金を渡しているのも、あなたとの約束を少し守ったという意味ではなく、あなたと合意していたという形を作ることで、あなたが被害を言い出しにくいようにしているだけなの。大人に話したら、「危ないことをして!」って怒られるかもしれないけど、あなたは被害者で、悪いのは相手の方。
SNSでの犯罪被害は、放置すると拡大してしまう場合もあるから、家族や警察、相談窓口にすぐに連絡してね。匿名でもOK!相談してみる ▶ -
CASE3
地元の駅や通学路で待ち伏せ…
C太さん(18歳)の場合受験のためにバイトをやめたけど、お⾦が欲しかったからママ活をしました…。
SNSで知り合った年上の⼥性のショッピングやカフェにつきあうだけでお金をもらえたり、服を買ってくれたり。
でも、何度か会ってたら、「会いたい」とか「なんですぐ返事くれないの」って連絡がどんどんくるようになって…。そのうち、地元の駅や、学校の通学路で待ってるとか言い出して…。
まさか男の俺がこんなことになると思ってなかったから、SNSにも制服の写真とかアップしてたり、全然気にしてなかった。どうしたら良いかわからないし、怖い。性被害は男⼦には関係ないと考えがちだけど、実は、被害にあった青少年の25%~30%が男子で、これは小さい子に限らず、中高生になっても傾向はあまり変わらないの。
個人情報を教えていなくても、あなたの投稿やプロフィールに書いてある情報をつなぎ合わせれば、身元を特定できる場合もあるので、SNSにアップする内容は慎重に考えて。
一度知られた情報は、取り消しができないから、 危険を感じたら、すぐに警察や相談窓⼝に連絡してね。匿名でもOK!相談してみる ▶
ここに書かれている事例は、都内の複数の支援団体が実際に受けた相談事例などを集めて、個人が特定できないように加工したものです。